校長先生方の感想|AI活用ガイドライン・PBL・学校防災を学校経営へ―鈴木敏恵 校長会講演(2026.7.30)
2026年7月30日、鹿行生涯学習センターで開催された「令和8年度第63次県東ブロック学校長研修会」で講演しました。
テーマは、「意志ある学び」と教育DXで創る次世代の学校経営と学びのデザイン。プロジェクト学習(PBL)、ポートフォリオ、対話コーチング、AI活用ガイドライン、生成AIを活用した学校防災についてお伝えしました。
講演終了後、ステージ上で校長先生方からいただいた感想と質問、校長会会長のお礼の言葉、さらに控室で伺った率直な感想を、動画とともに紹介します。
校長先生方が実際に語ってくださった言葉を、そのまま掲載しています。
講演後、校長先生方からいただいた言葉
講演終了後、ステージ上で校長先生方から感想と質問をいただきました。
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校長先生からの感想と質問
「本日はどうもありがとうございました。
先ほどの校長先生のお話にも出てきたんですが、明るく元気な鈴木先生で、時間が本当にあっという間で、本当に楽しく講演を聞かせていただきました。
お話をお聞きしていて、我々が推進しようとしている探究的な学びは、まさにプロジェクト学習で、学校で探究的な学びを実践している中で、『うん?』と思うようなことが、今日、先生のプロジェクト学習のお話を聞いて、すっと落ちるようなところがあったなと思いました。
あとは、AIを学校の防災の視点で活用するという、目から鱗のような視点で、本当にたくさん参考になりました。ありがとうございました。
一点、ちょっとざっくりとした質問になってしまうと思うんですが、プロジェクト学習を学校でこの後推進していく上で、我々は校長なので、プロジェクト学習を推進していく上で、どうしていったらいいか、どこに力を入れて進めていったらいいかというのを、ご教示いただければありがたいです。よろしくお願いします」
鈴木敏恵からの回答
「ありがとうございます。
もし私が校長先生だったら、まず大事なことは『ビジョンとゴール』。
全部の先生たちに、やりたいことのビジョンとゴールを書いてもらう。
もちろん、学校全体のビジョンとゴールはあります。でも、『あなたがやりたいことのビジョンとゴールを書いてみて』というところからだと思うんです。
すると、『何のために、何をやり遂げたいのか』ということが、本当に一行で書ける。それを共有する。
校長先生が、鈴木の近しい存在であったり、本を読んでくださったりして、実際にやってくださっている学校もあります。
先生方は、もっと誰かの役に立ちたい、応援したいという気持ちがあるじゃないですか。
自分にもビジョンがあるけれど、その人のビジョンを見ると、『あ、それなら僕、手伝えるよ』『一緒にやろうか』となる。
学校経営ということを考えると、子どもたちもさることながら、教職員の皆さん一人ひとりが輝くような、自分の持っているものを咲かせたら、子どもの前に大人が咲かせたら、いい学校になるに決まっている。
先生たちは、みんないいものを持っているじゃないですか。でも、あまりにも忙しくて、それを出す場面がなかっただけなんですよ。
これから、もっともっとAIが入ってきます。3年前よりは絶対に、先生たちの時間もよくなるはずなんです。
その時間で、先生たちのビジョンとゴールを共有する。
そして、プロジェクトに入れていく。
施策を考えたりするときに、プロジェクト学習のフェーズがわかると、これをカレンダーに落とし込んでいけます。
例えば、防災プロジェクトで『避難ガイドブックをつくろう』とするとします。
5月ごろに始めて、5月、6月、7月と進め、8月の夏休みをどう使うか。あるいは、学校で4月、5月、6月に一度取り組み、夏休みに自分の地域でやってもらう。
フェーズごとの活動がありますよね。
準備、情報、解決策のフェーズでは、休日など、時間をたくさん使うんです。
学校全体の学びが、教育の目指す方向へ向かっていくような大きな絵を描いて、それを始めていくということかな。
ごめんなさい。質問とずれているかもしれない」
校長先生
「大丈夫です。ありがとうございます。
学校経営という意味でも、とても参考になるお話でした。ありがとうございました」
鈴木敏恵
「ありがとうございます。
経営とは、マネジメントでしょう。
マネジメントとは、生かすこと。
一人ひとりを生かすことがマネジメントだと、私はいつもお答えしています」
校長会会長からのお礼の言葉
「鈴木敏恵先生、そしてアシスタントのお二方、本日はご多用のところ、私たち校長の研修会のために、大変示唆に富んだご講演をいただき、本当にありがとうございました。
私も、実は先生のデータをAIに入れて、『校長会のお礼の言葉、5分ぐらい』と入れたら出てきたんです。ここだけ、まず少し言わせてください。
本日のお話を通じて、先生が提唱される『意志ある学び-未来教育』の真髄に触れ、我々校長が、これからの学校経営において持つべき羅針盤をいただいた思いです。
特に、急速に進化するAIを人間の代替としてではなく、人間の情報、思考、創造のプロセスを拡張し、新たなことを可能にする『イネーブラー』として捉える視点には、目から鱗が落ちる思いでした。
AI時代の教育において、単なる知識の獲得を超え、目的のために情報を獲得し、活用できる力の重要性を、改めて痛感いたしました。
また、プロジェクト学習、ポートフォリオ、対話コーチングの三位一体による学びの構造は、子どもたちが自らビジョンを描き、自律的に未来を切り拓いていくための具体的な道筋であると確信いたしました。
先生が示された、自分から他者、そして社会に広がっていくこのモデルは、学校が地域や世界とどのようにつながるべきかを示す、まさに教育DXのシステムの骨組みそのものです。
私たち校長も、本日学んだ『6つのスピリット』を胸に、子どもたちが自分自身の意志で生き、新たな価値を創造できる、人間らしさを再生する教育の実現に向け、各現場でリーダーシップを発揮していく所存でございます。
ここまでなんですが、実は先生のお話を、校長会の前会長さん、西長先生から電話でお聞きして、『パワフルな方です』と聞き、私も楽しみにしておりました。
本日、グループワークをするということを、昨日の午後にお聞きしました。
グループワークというと、グループでみんなで紙を貼ったりするようなものをイメージしていたんですが、スマートフォンを使って、こういう体験ができるというのは、非常に自分のためになりました。
それと、資料を本日の午前中、12時少し前ぐらいにいただいて見たのが、防災についてです。
ちょうど今、熊本が大変なことになっておりまして、うちの小学生、中学生がこうなったらどうしようと考えました。
私も、子どもたちにも先生方にも、『自分の身は自分で守る』ということは言ってはいるんですが、おそらく子どもからしたら、『先生、それをどうやったら守れるの?』ということだったんだなと、このお話を聞いて気づかされました。
AIを使って、子どもたちが自ら考える。
そして、『こんなときはこうしよう』と、目的をはっきりさせることで、子どもたち自身がどう動けるかということを、この防災学習の中でやっていければいいなという、新たな気づきがありました。
本当にありがとうございます。
先生のお言葉は、すごく身にしみる思いで、いろいろメモをしたんですが、この短い時間で私もまとめきれないところです。
最後に、やはりAIを使うということは、非常に便利なものであることは、もう皆さんご存じのことなんですが、『AIに委ねてはいけないこと』。
これは、これから我々も含めて、人間としてしっかりAIと区別し、人間が行っていくべきことは、永遠に大事なものだと思います。
我々はAIを駆使しつつ、子どもたちにも使わせつつ、でも、人間として一番大事な部分、これだけはお互いに忘れずに、AIと共存し、あるいはAIをパートナーとして使っていけるようになるといいなということも感じました。
まだまだ私もまとまりませんが、先生方におかれましては、暑い日が続きますので、どうぞお体ご自愛ください。
そして、三人の先生方のますますのご健勝とご活躍を祈念申し上げまして、甚だまとまりませんが、お礼の挨拶とさせていただきます。
本日は誠にありがとうございました」
この形なら、「校長先生が実際にどう受け止め、何を語ったか」を、要約せず記録として残せます。学校名・校長先生のお名前、アシスタントのお二人のお名前だけは、音声から確定せず、正式な表記を確認して加えるのが安全です。
講演後、控室で伺った校長先生方の感想
講演終了後、控室で数人の校長先生方と、講演の準備・運営を手伝ってくださった水原さん、後藤さんに感想を伺いました。
学校へ戻ってすぐに実行したいこと、学校安全、人を生かす学校経営、教職員研修、評価について、それぞれの立場から率直に語ってくださいました。
A校長先生|子どもたちによる学校安全プロジェクト
鈴木敏恵
「どうでしたか?」
A校長先生
「自分の学校経営の中で、すぐにできることがあることに気づきました」
鈴木敏恵
「具体的には、どんなことですか?」
A校長先生
「子どもたちが、安全を守ることを自分たちで考え、気づきながら改善していくことです」
鈴木敏恵
「学校が合併してグラウンドが狭くなったことで、事故が少し増えたというお話は、すごくリアリティーがありました。それを子どもたちに?」
A校長先生
「子どもたちが学校の中で安全に過ごすために、自分たちでプロジェクトを立ち上げられたらいいなと思いました」
鈴木敏恵
「うれしい。ありがとうございます。ナイスアイデアです」
B校長先生|人を大切にする学校経営
B校長先生
「本当に人を大切にするという思いが、すごく伝わりました」
鈴木敏恵
「どうして、そう感じたのですか?」
B校長先生
「最後におっしゃったじゃないですか。『マネジメントは人を生かすこと』。そのとおりだと思いました。これは学校経営と同じなんです。
一人ひとりのよさや特性を伸ばし、それを生かした学校運営をするということが、マネジメントです」
鈴木敏恵
「そうです。最後に言ってよかった。皆さんが受け取ってくださるかな、どうしようかなと思っていたんです」
C校長先生|Padletを活用した教職員研修したい
鈴木敏恵
「先生は、今日の内容をどう生かしますか?」
C校長先生
「Padletを使って、職員研修をしたいです。
職員がたくさんいて、まだ十分に仲良くなっていないんです。もう少し仲良くなりたいと思うので、Padletを使って、もっとお互いのことを掘り下げたいです」
鈴木敏恵
「では、今日と同じように、『好きなものを挙げよう』『愛しているものを挙げよう』というところから始めたらいいですね。
今日は時間がなかったけれど、本当は全員に話してもらいたかったですね」
D校長先生|学校のリスクマネジメント
D校長先生
「この数か月、先生とたくさんお話をすることができて、ずっと前から知っているような気持ちになりました」
鈴木敏恵
「今日の内容で、学校へ持ち帰りたいものはありましたか?」
D校長先生
「特に学校のリスクについては、学校にとって喫緊の課題なので、すぐに生かせるように取り組みたいと思います」
鈴木敏恵
「ありがとうございます」
水原さん|準備してきたことが形になった
水原さん
「今日ここに至るまでに、会議が3回ほどあったと思うんですけれど、それが形になって、すごかったなと思います。
本当にお忙しい中、先生が親身になってくださって、僕は感謝、感謝です。
僕がこういう場に入れるのも、本当に鈴木先生のおかげです。ありがとうございます」
鈴木敏恵
「こちらこそです。私が時間をオーバーしたら、笛を鳴らしてとお願いしましたね」
後藤さん|子どもだけでなく、大人がどうするか
後藤さん
「鈴木先生の熱い思いは、これまでもいろいろと聞いてきました。
今日、先生がお話をされて、いろいろな校長先生からフィードバックをいただいて、学校経営で大事なことはいろいろあるんだと感じました。
子どもたちのこともそうですし、大人がどうするかというところも大事なんだと思いました。
僕も管理職になったときには頑張りたいと思います」
鈴木敏恵
「もう、すでに管理職のように見えますよ」
E校長先生|よさを見出す評価と、平和な学校
E校長先生
「最後に先生がおっしゃった『評価』についてです。
学校を訪問していくと、それぞれの学校に、いいところがたくさんあります。
それをどう評価して、その学校の先生方にやる気を持ってもらうかということが、今の自分のテーマなんです。
それを一年を通してできたらと思っています。
それに加えて、事故も事件もなく、一年間、平和な学校生活が送られればベストだと思います。
今日の先生のお話を参考にさせていただいて、頑張りたいと思います」
鈴木敏恵
「ありがとうございます。
講演の前に先生方とお話しできたので、皆さんのお話をいろいろと頭に入れて、講演することができました。おかげさまです。
皆さん、本当にありがとうございました」
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