【AI×教育DX】 1『デジタル教科書の本当の力』ー AI×デジタル教科書
リンク https://youtu.be/xUUcnWYNeYE
私は、教育DXの本質を「紙からデジタルへの単なる置き換え」ではなく、「学びのあり方そのものを変革すること」にあると考えています。
教育DXの現状と課題
多くの学校でデジタル教科書が導入されていますが、その多くはまだ「紙をデジタルにしただけ」にとどまっています。本来のDXは、学習の形やプロセスを根本から変えることを意味します。私はそこに、教育の未来をひらく可能性があると感じています。
「全教科横断検索」の力
私が強く提案しているのは「全教科を横断して検索できる仕組み」です。これがあれば、生徒は一つのキーワードから複数の教科書の情報を同時に得られ、多角的に理解を深めることができます。これはまさに「意志ある学び」を支える重要な仕組みになると確信しています。
看護学生の活用事例
実際に、看護学生たちがデジタル教科書を使って「ドラえもんのポケットみたい!」と喜んでいる姿を見てきました。AIやAND検索を使えば、必要な情報を信頼できる教科書からすぐに見つけられ、学びのスピードも質もぐんと上がります。携帯性や利便性も高く、学生たちは学習効率の大きな変化を実感しています。
PBLとポートフォリオとの連携
デジタル教科書は、PBL(プロジェクト学習)に取り組むうえで信頼できる情報源になります。さらに、そこで得た学びをポートフォリオに記録していくことで、学びの過程そのものが財産となり、未来へつながる成長の軌跡となります。これは生涯にわたって主体的に学び続けるための力を育てるものです。
今後の展望と課題
専門分野では横断検索の取り組みが進み始めていますが、小中学校ではまだ実現していません。私は、日本全体で「学習者第一」の統一プラットフォームを国が責任を持って構築していくことが急務だと考えています。教育DXの本当の力は、その先にあるのです。
この動画では、デジタル教科書の“本当の可能性”を具体的に語っています。ぜひご覧いただき、一緒に未来の教育の姿を考えていただければ嬉しいです。