オンライン講義06: 前川喜平さんと鈴木敏恵の対話『特別支援 大学とは 能力はある、ない、ではない』自信のある人って自分を疑える人/学校看護師をすべての学校に
■ 00:00 【どんな子も学び続けられるように】
□ 盲学校・聾学校・養護学校‥
□ 「就学免除」という言葉オカシイ
□ 特別支援学校高等部を卒業した後の学びの道は?
□ すべての人の学ぶ権利を保障する
□ それが文部官僚の仕事だから
■ 08:00 【考え続けないといけない】
□ いつも胸に「いま学ぶことが出来ない人、どこにいるかな?」と考えてなきゃいけない
□ これからも考え続けないといけない
□ 一つは専攻科をつくる、あるいは大学に入れるなど‥
□ 知的障害がある、こどもたちが学べる高等機関があってもいいのではないか
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■ 11:30 【大学はユニバーサルな時代に】
□ 大学はもう一部のものではなくユニバーサルな時代に入っている
□ 成績がいい子が大学に行くという刷り込みがあった
■ 12:50 【等しく教育を受ける権利】
□ 憲法26条を見て考えてみる
□ すべて国民は、その能力に応じて等しく教育を受ける権利を要する
□ この能力という捉え方
□ 能力があるから教育を受ける権利がある、というのではなく
■14:00 【能力はあるかないかではなくて!‥どういう能力か?】
□ 能力はあるかないか、ではなくて‥
□ どういう能力か?という捉え方
□ 100人いれば100人違う能力があって
□ その違う能力のあった教育
□ 違う能力に応じてそれぞれ教育を受ける権利がある
□「偏差値」は、同じ尺度で、高いか低いか
■ 15:25 【一人ひとり違うし、一人ひとり自由】
□ アインシュタイン、学校では劣等生
□「誰もが天才だ。しかし、魚の能力を木登りで測ったら、魚は一生、自分はだめだと信じて生きることになるだろう。」
□ 同じ基準で、いろいろな人を評価している
□ 知的障害あっても高等教育を受けられるように
□ 学びは人が幸せになるためにあるんだ
□ 一人ひとり違うし、一人ひとり自由なんだ
■ 18:50 【自信のある人って自分を疑える人】
□ 本当に自信のある人って自分を疑える人だと思うんですよ
□ 完全無欠な自信というものはあっという間に崩壊する
□ 自己を修正していける人
■ 21:45 【分けて考えるのではなくて‥】
□ 特別支援学校と分けて考えるのではなくて
□ どんな障害があっても分けずに、包容する教育
□ インクルーシブな教育を目指す
□ 障害者の権利条約
□ できる限りともに学んでいけるように
□ 合理的“配慮”という言葉より“手立て”と解釈すべき
■ 26:45 【学校看護師 養護教諭】
□ 学校に「学校看護師」を!
□ 養護教諭の成り立ち、ちょっと意外
□ 看護師資格を持っていない養護教諭もある程度の医療行為
□ 養護教諭が「保健」の授業ができるように
□ 教科「保健」と「体育」を分ける
■ 30:40 【幸せになるための教育】
□ 学ぶことが何か、生産性と結びつけて捉えていた
□ 障害者のための生涯学習
□ 一人ひとりが幸せになるための教育だから
□ 学校で一番 居心地のいい空間、人間らしい場所はここ
□ 緑があったり、ソファや畳があったり‥生きている感じがする特別支援教室
□ 触れるものが柔らかい
□ 心を大事にしている教室
■ 32:00 【子どもたちが未来に希望を持って生きるために】
□ すべての先生が特別支援を経験することも価値ある
□ 特別支援教育は教育の原点、人間を大切にする教育がここにある
□ 画一的な価値観から多様な価値観へ変わりつつある
□ 国は、貧しさや弱い状態にある人のことこそ考えなくてはいけない
□ 公教育を良くしよう、子どもたちが未来に希望を持って生きるために