未来教育全国大会20231022:資料『日本の学校でのメンタルヘルスリテラシー教育/文部科学省<新学習指導要領>』
文部科学省<新学習指導要領>
小学5年生の体育(保健領域)の「不安や悩みへの対処」
https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/youryou/syo/tai.htm#5_6gakunen
中学1年生の保健体育(保健分野)の「ストレスへの対処」 P.28
https://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/hoken/__icsFiles/afieldfile/2020/20200317-mxt_kensyoku-01.pdf
高等学校保健体育には、「精神疾患の予防と回復」。 P.58
https://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/hoken/20210310-mxt_kouhou02-1.pdf
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以下は
国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センターより抜粋させていただきました。
https://www.ncnp.go.jp/nimh/chiiki/about/mhl.html
日本の学校でのメンタルヘルスリテラシー教育
日本の学校教育でメンタルヘルスリテラシー教育が始まります。
小学校は2020年度、中学校は2021年度、高校は2022年度から開始される新学習指導要領では、現代的課題への対応として、心の健康や精神疾患に関する内容の充実が図られました1)。学習指導要領とは、学校教育法に基づいて、各学校で教育課程(カリキュラム)を編成する際の基準です。
小学校、中学校、高等学校等ごとに、それぞれの教科等の目標や大まかな教育内容を定めるものです。全国のどの地域で教育を受けても、一定の水準の教育を受けられるようにするという目的があり、日本の教育水準を支えるものと考えられています。
新学習指導要領では、小学5年生の体育(保健領域)の「不安や悩みへの対処」、中学1年生の保健体育(保健分野)の「ストレスへの対処」の内容を新たに保健の「技能」と位置付け、具体的な対処法を学習することが示されています。高等学校保健体育には、「精神疾患の予防と回復」が追加されました。
高校の「精神疾患の予防と回復」で扱う内容は、精神疾患の特徴と精神疾患への対処に分かれています。精神疾患の特徴では、精神疾患が誰もがかかる可能性のある病気であること、思春期に発症しやすいことの他、具体的な疾患名として、うつ病、統合失調症、不安症、摂食障害が挙げられています。精神疾患への対処には、セルフケアに関する内容、早期発見や専門家への相談の必要性、また専門家への援助を妨げる差別や偏見に対する課題も含まれています1)。
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