2025年09月03日

AI時代の教育.6【人と人の対話】──ポストDX時代に必要な力 ‥違いから「新たな価値創造」を果たす

すずきとしえ 草稿

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違いへの敬意と尊重が価値を生む

対話の本質は「同じ」を確かめることではなく、「違い」を尊重するところから始まります。価値観や立場、経験が異なるからこそ、対話は新しい発想を生み出す場になるのです。違いを敬意をもって受け止めたとき、そこに初めて「共に未来を創る」土台が生まれます。


根拠ある知識と情報を共有する対話

意見が違うとき、ただ感情をぶつけ合うだけでは対話は成立しません。必要なのは、根拠ある知識や情報を共有できることです。数字や事実を提示しながら語り合うことで、対話は説得ではなく「理解と納得」に近づいていきます。


数字や根拠だけでは人は動かない

一方で、どれほど正確な数字やデータを示しても、人は必ずしも動きません。意思決定や合意形成に欠かせないのは、その人自身への信頼です。社会的な立場にある人はもちろん、誰もが「人格的な高さ」「人としての信頼される存在」であることが求められます。


信頼される存在としての人間的成熟

AIは情報を整理して提示できます。しかし、相手を納得させ、共に未来へ進む力は人間にしかありません。それを可能にするのは、人格的な信頼と人間的成熟です。教育はこの「信頼される人間」を育む営みであり、ポストDX時代の方向性はまさにここにあるのです。


対話が新たな価値創造を導く

どんなプロジェクトも、自分一人で完結することはできません。必ず他者との対話を経て、決め、動かし、未来を形づくります。対話は単なる意見交換ではなく、違いを尊重しながら新たな価値を創造する力です。

AI時代にこそ、教育がめざすべきは「人間と人間の対話」を通じて共に価値を生み出す力の育成です。それが未来教育の根幹であり、ポストDX時代に必要な人間の知性と感性なのです。

 

 

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