2025年08月26日

[意志ある学び ― 未来教育]ストーリー ⓪

[意志ある学び ― 未来教育]のストーリー

「意志ある学び」と社会・現実

私が提唱している「意志ある学び」は、現実社会のプロジェクトを経験する中で形成された理念です。プロジェクトでは常に、「何のために(目的)、何をやり遂げたいのか(目標)」=ビジョンとゴールという意志や意識が出発点となります。このプロセスを教育に取り入れることで、子どもたちは知識を獲得するだけでなく、その知識を社会の中でどのように役立てるかを考える力を育むことができます。

また、私が重視している「プロジェクト学習・ポートフォリオ・対話コーチング」の三位一体は、学びにおけるビジョンを行動へと結びつけ、その過程を可視化するための仕組みです。これは社会におけるプロジェクトマネジメントを教育に応用したものであり、現実と学びを結ぶ実践的な方法として整理されてきました。

 

プロジェクト学習とポートフォリオ活用における独自性

私の活動は、理論や教育手法の提案にとどまらず、自らの実体験を基盤としている点に特徴があります。

一級建築士として社会のプロジェクトに関わった経験から、私は「使命を果たす喜び」や「成果を形にする誇り」を知りました。それは、単なる知識の習得では得られない「生きる力」として自分自身に残りました。この実感が、私の提唱するプロジェクト学習に説得力を与えているのだと思います。

また、建築家として自身の作品やキャリアをポートフォリオとして記録してきた経験から、ポートフォリオには「個性や才能を可視化し、成長を記録する力」があることを実感しました。だからこそ教育の場においても、知識や点数だけでは測れない学びのプロセスを表すツールとして、ポートフォリオを提唱し続けています。

こうした実体験に根ざした方法論だからこそ、プロジェクト学習とポートフォリオ活用は教育の現場に留まらず、人間の成長や社会の発展に資する普遍的な学びの枠組みとして広がる可能性を持っていると考えています。

 

プロジェクト学習が未来へ広がる

私が提唱するプロジェクト学習は、次のような点において、今後さらに広がっていく可能性があります。

 

1. AI時代に求められる「人間ならではの知性と感性」

AIが知識や効率的な情報処理を担う時代に必要とされるのは、意志や創造性、社会に貢献する力といった人間固有の能力です。プロジェクト学習は、学習者が自ら課題を設定し、新しい価値を生み出す経験を通して、この「生きる力」を育むことができます。学校教育にとどまらず、企業や社会人教育にも応用可能であり、汎用性の高い学びのモデルとなるでしょう。

 

2、現場から生まれた確かさ

私は建築士として現実のプロジェクトを遂行するなかで、「やり遂げる喜び」や「生きる力」を体感してきました。その経験を教育に生かしたプロジェクト学習は、理論にとどまらず、現場の実践から生まれた確かさを持っています。だからこそ教育関係者や保護者、生徒にとっても自然に納得感を持って受け止められ、社会に浸透していく力になっているのだと思います。

 

3、社会が追いついた ―「教育DX」「総合・探究」

私は一級建築士として活動していた時期から、学校をインテリジェント化し、学びの場に多様なテクノロジーを取り入れることの重要性を訴えてきました。大型映像やコンピュータを学校に導入し、「一人一台」の環境を当たり前にすべきだという提案も、すでに25年前から行っていたことです。

また、近年よく耳にするようになった「探究学習」という言葉も、私にとっては新しい発想ではありません。その本質は、従来の教科の枠を超え、学校の外に広がる現実社会全体を学びのステージとすることにあります。これは私が当初から「プロジェクト学習」として提唱してきた未来教育の姿に他なりません。

つまり現在、教育DXや探究学習と呼ばれている流れは、私が長年描いてきたビジョンに社会が徐々に近づいてきた結果だと考えています。だからこそ今、プロジェクト学習の意義はさらに多くの教育現場で理解され、広がりを見せているのだと思います。

 

#鈴木敏恵 #未来教育 #PBL #ProjectBasedLearning #プロジェクト学習
#教育DX #教育AI #GPT5 #ポートフォリオ #看護教育