2021年04月16日

オンライン講義06: 前川喜平さんと鈴木敏恵の対話『特別支援 大学とは 能力はある、ない、ではない』自信のある人って自分を疑える人/学校看護師をすべての学校に

■ 00:00 【どんな子も学び続けられるように】

□ 盲学校・聾学校・養護学校‥

□ 「就学免除」という言葉オカシイ

□ 特別支援学校高等部を卒業した後の学びの道は?

□ すべての人の学ぶ権利を保障する

□ それが文部官僚の仕事だから

 

■ 08:00 【考え続けないといけない】

□ いつも胸に「いま学ぶことが出来ない人、どこにいるかな?」と考えてなきゃいけない

□ これからも考え続けないといけない

□ 一つは専攻科をつくる、あるいは大学に入れるなど‥

□ 知的障害がある、こどもたちが学べる高等機関があってもいいのではないか

<「これからの日本、これからの教育」P.125 知的障害者の進学 https://amzn.to/3dUmJtq

 

■ 11:30 【大学はユニバーサルな時代に】

 

□ 大学はもう一部のものではなくユニバーサルな時代に入っている

□ 成績がいい子が大学に行くという刷り込みがあった

 

■ 12:50 【等しく教育を受ける権利】

□ 憲法26条を見て考えてみる

□ すべて国民は、その能力に応じて等しく教育を受ける権利を要する

□ この能力という捉え方

□ 能力があるから教育を受ける権利がある、というのではなく

 

■14:00 【能力はあるかないかではなくて!‥どういう能力か?】

 

□ 能力はあるかないか、ではなくて‥

□ どういう能力か?という捉え方

□ 100人いれば100人違う能力があって

□ その違う能力のあった教育

□ 違う能力に応じてそれぞれ教育を受ける権利がある

□「偏差値」は、同じ尺度で、高いか低いか

 

■ 15:25 【一人ひとり違うし、一人ひとり自由】

□ アインシュタイン、学校では劣等生

□「誰もが天才だ。しかし、魚の能力を木登りで測ったら、魚は一生、自分はだめだと信じて生きることになるだろう。」

□ 同じ基準で、いろいろな人を評価している

 

□ 知的障害あっても高等教育を受けられるように

□ 学びは人が幸せになるためにあるんだ

□ 一人ひとり違うし、一人ひとり自由なんだ

 

■ 18:50 【自信のある人って自分を疑える人】

□ 本当に自信のある人って自分を疑える人だと思うんですよ

□ 完全無欠な自信というものはあっという間に崩壊する

□ 自己を修正していける人

 

■ 21:45 【分けて考えるのではなくて‥】

□ 特別支援学校と分けて考えるのではなくて

□ どんな障害があっても分けずに、包容する教育

□ インクルーシブな教育を目指す

□ 障害者の権利条約

□ できる限りともに学んでいけるように

□ 合理的“配慮”という言葉より“手立て”と解釈すべき

 

■ 26:45 【学校看護師 養護教諭】

□ 学校に「学校看護師」を!

□ 養護教諭の成り立ち、ちょっと意外

□ 看護師資格を持っていない養護教諭もある程度の医療行為

 

□ 養護教諭が「保健」の授業ができるように

□ 教科「保健」と「体育」を分ける

 

■ 30:40 【幸せになるための教育】

□ 学ぶことが何か、生産性と結びつけて捉えていた

□ 障害者のための生涯学習

□ 一人ひとりが幸せになるための教育だから

 

□ 学校で一番 居心地のいい空間、人間らしい場所はここ

□ 緑があったり、ソファや畳があったり‥生きている感じがする特別支援教室

□ 触れるものが柔らかい

□ 心を大事にしている教室

 

■ 32:00 【子どもたちが未来に希望を持って生きるために】

□ すべての先生が特別支援を経験することも価値ある

□ 特別支援教育は教育の原点、人間を大切にする教育がここにある

□ 画一的な価値観から多様な価値観へ変わりつつある

 

□ 国は、貧しさや弱い状態にある人のことこそ考えなくてはいけない

□ 公教育を良くしよう、子どもたちが未来に希望を持って生きるために