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☆『鈴木敏恵の未来教育インフォメーション』☆第19号☆ほぼ日刊☆
6月11日・日曜日発行
[ホームページ] http://www.suzukitoshie.net/miraiinfo.html
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発行者:鈴木敏恵 編集者:梶原末廣 suzukimm@ma3.justnet.ne.jp
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ポートフォリオ連載 no 16
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総合的な学習「ポートフォリオ・モデル設計」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 鈴木敏恵 ━━━
〜〜〜色々な意味をもつ「ポートフォリオ」という言葉 〜〜〜
作文、返されたテスト用紙、描いた絵、レポート、図面、提出したスケッチ、模型作品…これらはいまどこにあるだろう?あるものは紛失し、あるものは引出しの中や押入の奥、棚の上、またあるものは、学校から返して貰っていないものもある。すべては散在しているか、紛失してる。(『鈴木敏恵の未来教育インフォメーション』第18号、前号より)
■ポートフォリオとは?=語源的には…
紙ばさみ、バインダー、ファイルというような意味。持ち運び(ラテン語語源)。そう・・・そのものずばり「紙ばさみ」の姿や機能をイメージしてみてください。その機能はなんですか?
それはつまりバラバラのものを「束ねる」…つまり「一元化」する概念そのものと受けとめていいでしょう。
作文、返されたテスト用紙、描いた絵、レポート、図面、 提出したスケッチ…..これらバラバラにならないように、ひとつに束ねておいたらそこに価値が生じる。
バラバラの情報は役に立たないが、一元化された情報はそこに大きな価値が生じるのです。
(金融界で使われるポートフォリオという表現も「内訳書や証券を束ねた」ところから…..次号からくわしく)
■ポートフォリオ=情報の一元化
ばらばらの「情報や知」は価値を持たないが、「一元化することにより、見えてくるもの」がある。
ポートフォリオとは何か? 本質的に言えば、それは散在していた「知のかけら」や「結果」を「一元化すること」に尽きる。ポートフォリオの本質とは、「点在」する「学習成果(情報)」を「一元化」することにより「価値ある情報」に生まれ変わらせることにある。
つまり「ナレッジマネージメント」も「ポートフォリオ」も「目的ある、情報の一元化」であるところにその本質があるということだ。
(次号に続く)
ポートフォリオについては….
http://www02.so-net.ne.jp/~s-toshie/
と
鈴木敏恵著 『ポートフォリオで評価革命』学事出版 参照
担当”ken sakamoto” <ad6k-skmt@asahi-net.or.jp>
━━━新連載8 【未来教育エッセイ】━━━━━━━━━━━━━━━
★★「建築」と「教育」と「未来デザイン」と…★★
鈴木 敏恵
なぜ私が「プロジェクト学習」をデザインできるか?
★「建築というプロジェクト」
つまり「ソリューションのデザイン」をする。そして「成果」をあげる。それそのもの、これが建築でありプロジェクトだ。「建築プロジェクト」には以下のような作業や手順が存在する。
〜〜〜〜〜 建築とは…. はじめにコレありき! 〜〜〜〜〜〜〜〜
┌──────────────────────────┐
│ 夢+コンセプト+センス+志+実力+コアコンピタンス │
└──────────────────────────┘
+
┌──────────────────────┐
│ 人の心+時代の動き+テクノロジー+社会性 │
└──────────────────────┘
||
ね、これ、「総合的な学習/プロジェクト学習」そのままでしょ?
〜〜〜〜〜 建築とは…こんな流れで進行する! 〜〜〜〜〜〜〜
「テーマ」「ゴール」を明確にする。
↓
「企画・立案」
↓
「基本デザイン」
↓
「プレゼンテーション」
↓
「現状における可能性の把握= 制約(法規など)確認/許可」
↓
「情報収集」
↓
「意図を伝える = メディア化 = 図面を描く」
↓
「コアコンピタンス」を活かした「チーム」編成
時にJV(ジョイントベンチャー)を組む。
↓
「仮説」をたてる。
「実験(モックアップ)や検証」をする。
「検討を繰り返す、繰り返す・・。」
↓
「実施計画」
↓
「現状調査/「情報収集」
↓
「手配/段取り」
↓
「現場工事・作業実施」
ここで…
人生・危険・ロマン・壮絶さ・命・根性・怜悧・したたかさ・技術・知恵・工夫・アイディア・問題解決・交渉力・体力・心の深さ・人情・男の世界・究極の厳しさ・段取り・計画性・構築力・決断力・判断力・・・・ありとあらゆる人間的成長を必要とする世界だとおもう。
↓
「検査」
↓
「竣工式–祝」
↓
「公開」「活用」「評価」
↓
「一年検収」….etc
ね、どうです?「建築」と「新しい時代の教育=例えば”プロジェクト学習”、”ポートフォリオ評価”」がぴったり一致する感じがつかめますでしょう?
(次号に続く)
『鈴木敏恵の未来への提言』学事出版
に上のこと凝縮して書きました。どうぞお読みください。
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プロフィール: すずきとしえ/未来教育を提唱する第一人者/NHKTV
「視点・論点」テレビ、ラジオ、新聞などで教育ルネッサンスを熱く
語る。ナレッジマネージメント・IT・感性を教育界に吹き込む未来派
シンクタンク/文部省、郵政省公職歴任/著書『マルチメディアで学校
革命』小学館6刷/『鈴木敏恵の未来への提言〜21世紀バイブル〜』
『ネットデイ学校革命!』学事出版/『未来教育/総合的な学習〜ポー
トフォリオ』『未来教育/総合的な学習〜プロジェクト学習』VHS明
治図書発行 申し込みは http://www02.so-net.ne.jp/~s-toshie/
◆インターネット
◇鈴木敏恵のヴァーチャルオフィス http://www.suzukitoshie.net/
(刷新しました!)
◇鈴木敏恵とポートフォリオを作ろうML
http://www5a.biglobe.ne.jp/~kanai/
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—編集後記—
『未来教育MM』の第19号をお届けします。
一昨日、関東地方も梅雨に入ったとか?しとしとと南国鹿児島も
雨が降り続いています。私の勤務校は行事との関連で本日は出勤
日で午前中の授業でした。中学生に「総合的な学習のアンケート」
をとりました。教科以外の学習の頼りなさを感じました。学ぶこと
は学校の勉強だけではないんだということを普段より生徒には強調
して語りました。午後は友人と繁華街に出ました。人の多さ、何を
求めて彷徨するのか?若者達の未来は?それよりも大人はしっかり
生きているのか?文明の発達・文化の爛熟とはいうものの未来は輝
けるものであるか。多少疲労感の残滓ある編集者でした。
皆様のご意見ご感想お寄せください。
(梶原末廣)
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『鈴木敏恵の未来教育インフォメーション』☆5月5日創刊☆
発行者:鈴木敏恵 編集者:梶原末廣 suzukimm@ma3.justnet.ne.jp
【発行部数732名】(6/10)
発行システム:インターネットの本屋さん『まぐまぐ』
http://www.mag2.com/
■【未来教育MM】●マガジンID:0000031436
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☆ 「質問コーナー」&【掲示板設置】
・「ポートフォリオQ&A掲示板」
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━━━━━━━━━━【鈴木敏恵 ライブ 情報 ほか】━━━━━━━━━━━━━
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千葉大学教育学部講師/関東学院大学工学部講師/未来教育デザイナー/一級建築士
すずきとしえ e-mail: s-toshie@ca2.so-net.ne.jp