☆『鈴木敏恵の未来教育インフォメーション』☆創刊9号☆

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☆『鈴木敏恵の未来教育インフォメーション』☆創刊9号☆ほぼ日刊☆
5月17日・水曜日発行
[ホームページ] http://www.suzukitoshie.net/miraiinfo.html
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発行者:鈴木敏恵 編集者:梶原末廣  suzukimm@ma3.justnet.ne.jp
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目次

ポートフォリオ連載 no7

 〜〜 「元ポートフォリオ」の作り方  〜〜
                      鈴木 敏恵

「元ポートフォリオ」の基本

 「元ポートフォリオ」をつくることは、何にも難しくない。大事なことは、学習過程で生じたモノを保存しておくこと。それがどこにあるかちゃんと分かっていること。そのすべての情報が確かであることだ。それを果たすために「元ポートフォリオ」はある。

情報の保存や分類にはたくさんの方法があるが、その容易性やポートフォリオとしての目的を果たす方法としては、「時系列」に勝るものはないと言えるだろう。各々の素材情報を、取り出したり、探したりする際に便利なように、「キーワードやタイトル」をしっかりつけ、一目で分かるようにしておくことも有効だろう。チームでひとつのテーマに向かう時でも、もちろん、1人一冊が基本だ。

(つまり、ポートフォリオには、「元ポートフォリオ」と、それを凝縮、再構築した「凝縮ポートフォリオ」という手法で実行することが非常に有効ということ・・・。ここらへんミソです!、くわしく「ポートフォリオで評価革命」に書きました。どうぞ読んで欲しいです!)

鈴木敏恵 近刊 『ポートフォリオで評価革命』
   〜その作り方・実践事例・授業案〜 より抜粋 
(学事出版担当坂本氏 ”ken sakamoto” <ad6k-skmt@asahi-net.or.jp>)
                     2000.5月末発売
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連載4{未来教育探訪旅行エッセイ}サンフランシスコ編–完–

鈴木 敏恵

◆学びとは、世界を経験すること・・・
 このミュージアムは、様々なボランティアプログラムが充実。
15歳の学生は、自分の得意を活かし、様々な形でボランティアとして貢献している。小さな科学博士みたいに説明してくれる若者もいました。ガイドをしてくださる高校生も。

 私は、さらにいろいろなことを訊ねようと、エクスプロラトリアムのオフィスエリアに入りました。なかに数人が電話にでたりいろいろな質問に答えたり。

 私の対応にはソバカスのキュートな女性が笑みを浮かべ、首を傾げながら、なにききたいですか?という表情。嬉しい感じ。「あの〜教えてください、ここの運営は?と(訊ねたつもり、英語のようなもので・・?)」という私・・・のすぐ横を、8人くらいの子どもたちが、大人に引率され通った。その子たちは、そのキョトンとした無邪気なかわいい顔付きで、すぐに多分ダウン症だと推察できた。「あの子たちはボランティアの人に、ここに”学び”に連れて来て貰ったのね。」と、私は片言の英語で尋ねた。すると「No!They are volunteers. 」という答えが返ってきた。

◆They are volunteers

 「えっ?They are volunteers?」と私は、繰り返した。女性スタッフは、清らかな瞳で、まっすぐ私の目を見ながら、ニッコリ再び言った、「Yes,They are volunteers.」。「?・・・・でも…」と私の顔に書いてあったのだろう。

 彼女は、手元の紙にさらさらと「Study equals experience in the world. (世界を体験することが学びだよ。)」と一行書いてくれた。彼らは、「ボランティアとして働きに(学びに)」ここに来たのだ…胸を突かれた。

 私、「ボランティア」という単語と、幼い彼らを同時に見て、ボランティアにケアされる子ども達、そう私は思いこんでいたのだ。
 
 ウフッ..!素敵!ボランティアの方に世話されながら、ここへ見学にきたのではなく、彼らがボランティアをしに来たのだ。

 彼らの学びは、ここでボランティアをすることだった!彼らは、ミュージアムのショップの棚に商品を並べるお手伝いをしに来たという。しかも彼らはどう見ても15歳以下。本当は、ここでボランティア出来るのは、15歳以上でしょ?と私は言った。そうしたら彼女はまたにっこり笑って、「They are special. (彼らには、特別素敵なプレゼントなのよ。)」と言う訳です。

 学校で、智を得るのも、学び。
働くことで、この世界の役に立つことも、学び…

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◆この世界で、する仕事がある

 直接”誰か”にでなくとも、たとえささやかでも自分が役に立つとうれしい。自分が役に立てるのって嬉しいよね!

 意外にもプレゼントは….貰うより、するほうが嬉しい。
やっと私もこのごろそう気が付いたよ。なにか出来るとき、心が満ちる。確かに魂が潤うモノ!

「…この世界で、する仕事がある、役立てるんだ」という思い、それは生きる喜びそのものだ。

それは、お金でも、ご褒美でも得ることが出来ない。
深くて広い、よころび・・・。

(横浜の美しい教会の側に私は住んでいますが・・ちなみに私、シュウキョウ関係ないです。でも毎日、空や花みて神様ありがと–とか、さけんでいますが!)

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プロフィール: すずきとしえ/未来教育を提唱する第一人者/NHKTV
「視点・論点」テレビ、ラジオ、新聞などで教育ルネッサンスを熱く
語る。ナレッジマネージメント・IT・感性を教育界に吹き込む未来派
シンクタンク/文部省、郵政省公職歴任/著書『マルチメディアで学校
革命』小学館6刷/『鈴木敏恵の未来への提言〜21世紀バイブル〜』
『ネットデイ学校革命!』学事出版/『未来教育/総合的な学習〜ポー
トフォリオ』『未来教育/総合的な学習〜プロジェクト学習』VHS明
治図書発行(申し込みは http://www02.so-net.ne.jp/~s-toshie/のみ)
◆インターネット
◇鈴木敏恵のヴァーチャルオフィス http://www.suzukitoshie.net/
◇鈴木敏恵とポートフォリオを作ろうML
 http://www5a.biglobe.ne.jp/~kanai/
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—編集後記—
『未来教育MM』の第9号をお届けします。未来教育探訪エッセイ
(サンフランシスコ編−完−)が一区切りです。特に「伝える力」
という言葉と「牛の目玉とコンピュータ」は新鮮な印象で残ってい
ます。ちなみに、私は職場でメールが受けられない方にプリントア
ウトして読んでもらったりしています。皆様もいかがでしょう。特
に新規採用者の先生方にはそれこそこのMMを介在して話のきっか
けにされてはいかがでしょう。若い先生方だけとは限りませんね。
皆さんにです。
 前号の続きです。ある読者から感想をいただきました。梶原先生
こそ前者ですよと。それこそ光栄の至りですね。私が今一番恐れる
のは「落差」です。ネットワークの中の人間と実際の人間とのです
ね。極力誤差を縮めるべく努力します。
                       (梶原末廣)
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『鈴木敏恵の未来教育インフォメーション』☆5月5日創刊☆
発行者:鈴木敏恵 編集者:梶原末廣  suzukimm@ma3.justnet.ne.jp
         【発行部数640名】(5/16)
発行システム:インターネットの本屋さん『まぐまぐ』
                   http://www.mag2.com/
■【未来教育MM】●マガジンID:0000031436
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 ☆  「質問コーナー」&【掲示板設置】
   ・「ポートフォリオQ&A掲示板」
     http://www.suzukitoshie.net/cgi-bin/web/wforum.cgi
   ・「未来教育全体掲示板」
     http://www.suzukitoshie.net/cgi-bin/web1/wforum.cgi
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             鈴木敏恵
       未来教育デザイナー/一級建築士 
◇鈴木敏恵のポートフォリオ http://www02.so-net.ne.jp/~s-toshie/
                        ・。・゜☆・゜・。・☆ 

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