【未来教育MM659】オンライン講義に命を吹き込む vol.7「『意志ある学び』をプロジェクト学習で身につける」

鈴木敏恵の未来教育インフォメーション

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【鈴木敏恵の未来教育インフォメーション】
第659号/2020年11月30日発行[転送可]
発行者:シンクタンク未来教育ビジョン
鈴木敏恵( http://www.suzuki-toshie.net )
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目次

自分を自分でマネージメント(操縦)する

一人ひとりのセルフマネージメントこそ

先のことは誰にも予測できません。
再び自宅でオンライン学習ということになる可能性もあります。

そこで求められるのは、一人ひとりが自ら学びへ向かうことができるセルフマネージメントです。

3つのマネージメントのイメージ

自分をマネージメント(操縦)する

セルフマネージメントとは「自己管理」ではなく、自分にとって必要なことを自分で選択したり行動できたりする能力、意志。自分で自分をマネージメント(操縦)できること‥

マネージメントという言葉には操縦、コントロール、また、よい方向へ向かわせるために“活かす”というような意味があります。
セルフマネージメントであれば、それをするのは自分自身です。

よき船頭は、船を大切にする

以前、体の調子が悪い時、親しい人が「よき船頭は、船を大切にするもの」と言ってくれました。

自分が目指すその方向へ向かうためには、自分の身体や感情の状態を見てコントロールする、そして潜在的な性能や能力も信じてフルに活かす!
これができることが「セルフマネージメント=自分で自分を活かせる力」と思います。

船にとって何より大事なのはあそこを目指していくぞ!という「目標」と、何のためにそこへ向かうのかという「目的」の存在です。

「意志ある学び」をプロジェクト学習で身につける

目的と目標の存在

自宅でオンラインでひとりで学ぶ環境には、先生もチャイムもなく側に一緒に学んでいる仲間もいません。教室とは異なり、視界には集中を妨げる誘惑がたくさんあります。そんな中、自分で学びへ向かうためには意志が必要です。

意志を持って進めるためには、何のために、という「目的」とあそこまで行くぞという「目標」の存在が必要です。

[イメージ図]『未来教育プロジェクト学習』

[イメージ図]『未来教育プロジェクト学習』

この目的と目標を胸にもち未来志向で向かう学びが「未来教育プロジェクト学習」です。

プロジェクト学習で身につく力とは

20年前から私が提唱している「未来教育プロジェクト学習」では、現実と向き合い課題を発見する力や目標設定力や情報獲得力、課題解決力、プレゼンテーション力などが身につきますが、最も価値あるのはこれらのスキルではありません。
「意志ある学び」が身につくことです。

このプロジェクト学習の特徴とも言える目的と目標が明確ということは、全体が見える、スタート地点からゴールまで俯瞰できることに通じます。だから意志を持って自ら、目指すところへ向かうことができるのです。

セルフマネージメント力が身につくプロジェクト学習

プロジェクト学習を経験した学生たちは、最初、みな「この学習は、自分で動き、進めない限り何も進まない」と同じ言葉を私に言います。
「自分で動かない限り進まない」=「セルフマネージメント力」が身につく‥まさしくここに価値があるのです。

ポートフォリオでセルフコーチング(自己対話)する

[イメージ図]『ポートフォリオでメタ認知』

[イメージ図]『ポートフォリオでメタ認知』

セルフ(自己)マネージメンできると言うことは、自分で自分の考えや獲得した情報、行動などを活かせるということです、活かすためには思考、情報、行動などが目で見える必要があります。
ここにそれらが一元化されたポートフォリオが価値をもちます。

自らの意志で、考え行動するプロジェクト学習。
自らを客観的に見ることができるポートフォリオ。

これらがセルフマネージメントを叶えます。

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出典:『プロジェクト学習の基本と手法』
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次号に続く

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