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【未来教育MM674】■対話とは ■前川喜平さんとの対話(8)【哲学/いま教科の垣根を超えて‥】

未来教育メールマガジン

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【鈴木敏恵の未来教育インフォメーション】
第674号/2021年5月19日発行[転送可]
発行者:シンクタンク未来教育ビジョン
鈴木敏恵( http://www.suzuki-toshie.net )
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対話とは

対話は単に言葉のやりとりでも互いの話しをただ“代わりばんこ”に聞く行為でもありません。
対話と会話と似ていますが違います。

「おはよう!元気?うん!その服ステキね、ありがと!」会って感じた言葉を交わす、これは『会話』です。

対話「コーチング」のイメージ図

『対話』は違います「和平のための対話」「神との対話」というように奥深く“求めている何か”のもとにそれはあります。互いの考えや意味のズレ、違いを確認し合い知を紡ぐようなイメージです。

対話は、地位や年齢などを超越しフラットな向かい合いからなります。
対話は、ジャッジメント(審判、判断)するものでも目標達成や結論、成果を求めるものでもありません。互いへの敬意や信頼のもと言葉や思索を交わします。

対話は‥
□ 思索の紡ぎあい
□ 敬意・真摯・信頼

□ 深く考えることを求める
□ 心、魂が向き合うもの

□ 他者との対話も実は自己との対話
□ 対話は、ときに静寂の中にある
□ 対話は真理へ導く

『対話』そこには、何か求めるものがあります、願いやときに渇望や希求があります。何かを求めているので無意識にも集中し相手の言葉に耳を傾けます。同時に自分の内にも耳を傾けすり合わせたりもします。

・  ・  ・

前川喜平さんと対話の機会をいただくときも私の奥には希求するものがあります。

それは、揺るぎなく「普遍的な何か」を考え尽くしたい、であったり、学力やスキルとはまったく違う、本質的な「学ぶことの価値」をくっきりさせたい、であったり、もっと素朴に子どもの頃から考えていたり知りたかったことを聞いてみたいという願いでもありました。

前川喜平さんと対話シリーズ(8)

テーマ【いま「教科」の垣根を超えて‥】

⑻ 前川喜平(元文部科学事務次官)さんと対話【哲学・いま「教科」の垣根を超えて】学問 大学 パラレル ゆとり教育 探究 総合/ 鈴木敏恵(一級建築士)未来教育プロジェクト

教科って何?どうしてできたの?

小学校に行く前から本を読んだり、空を見たり、星を見て、世界や見果てぬ遥かへ思いを馳せていた私は知りたいことが胸の内にいつも溢れていました。
あまりに質問ばかりする私に母は「学校に行くと教えてもらえるよ、それがわかるよ」と言っていました。

学校の時間割には、国語や社会、理科という文字がありました。
でもそれ(教科)と私の胸に溢れることとはギャップがありました。

キョトンと意味もわからぬまま、授業はいつも始まります。そこでは、それが何かを考えてはいけないかのように、覚えることやお手本通りに出来ることを当然のように求められます(ここに大きな戸惑いを感じていました)。

「これをしましょう、これを解きなさい」と先生が言われる度に、世界は森羅万象に満ちている、その大きな全体とこれ(教科)の関係がまず知りたいと思っていました。

自分の頭で考えるために、自分が考えたりやったりすることは、世の中のどこに位置するのか?や意味や価値を知りたかったのです、質問しても先生は首を傾げ答えてくれませんでした(当然、、)。

なので、前川喜平さんとの対話(8)の出だしで率直に「教科ってどうして生まれたのですか?」と尋ねてみました。元文部科学事務次官でいらしたからではなく聡明で優しい方で、きっとわかりやすくストンと教えてくださると思ったのです。

この子どものような私の質問に、本質的で普遍的な言葉で、丁寧に教えて頂きました、本当にありがとうございます。

内容一覧:
http://suzuki-toshie.net/news/3146/

人類が辿ってきた追体験をするのが学校

子どもの頃から「学校はどういうところだろう?何のためにあるのだろう?」と思っていました。

本能的に人類(人間)が、生きるためにもつ未知を求める知りたいということを一つひとつ得て、無数の支流が合わさり大きな本流となるように、この人類が辿ってきた知の体系を追体験をするのが学校ではないかと感じていたのですが、ここについてもとてもわかりやすい言葉で語っていただきました。

今回の対話の後、まさに私の中のジグソーパズルが埋まったように感じました。
本当に長い間求めていたことが満たされたように感じとてもうれしくなりました。

ぜひ皆さんも視聴いただければ幸いです、19分程度の動画です。

<YouTubeの内容>

■ 【学問、もとはフィロソフィ】
□ 教科ってどうして生まれたの?
□ 学問は元々、分化していた訳ではない
□ 元々はひとつ哲学(フィロソフィ)
□ 神学、法学、医学‥学問が分かれていく
□ 文学部、法学部、医学部、工学部‥教育学部、経済学部‥
□ 東京大学

■ 【教科のバックグラウンド】
□ 小学校や中学校で学ぶ教科の背景バックグラウンドには学問がある
□ その学問に対応して教科が便宜的に縦割りで決まっている

■ 【世の中は元々、総合的】
□ 世界ってどうなっているの?
□ 総合的な学習の時間

■ 【パラレルワーカー】
□ 小学校の先生は総合的
□ 中高は教科‥教科横断?
□ 社会では、パラレルワーカー
□ 人間の興味関心には垣根ない
□ 学校の職員室は百科事典
□ そこはお互いから学べる「知の宝庫」

■【先生が学ぶと子どもたちも学ぶ】
□ 先生がイキイキと学ぶと子どもたちも学ぶ
□ 今の規格化されたものを元に戻そう
□ ゆとり教育から変化してまた画一的、規格化に?

■ 【追体験をするのが学校の役割】
□ 教科の垣根を超えて行く、総合的、探究
□ もともと人類はすべてのものに目が向いている

□ 何故だろう、と疑問から学問は生まれてきた
□ 人類が辿ってきたその追体験をするのが学校

□ 世の中ってどうなっているんだろう
□ それは、教科に分けられない

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出典:『AI時代の教育と評価―意志ある学びをかなえるプロジェクト学習 ポートフォリオ 対話コーチング』教育出版
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前川喜平さんと鈴木敏恵との対話

〇「プロローグ編」

【未来教育】対話シリーズ 前川喜平さん(元文部科学事務次官)と鈴木敏恵(一級建築士)/プロローグ編

(1)『高校生の進路/教育再生実行会議/看護師は未来の人』

⑴ 前川喜平(元文部科学事務次官)さんと対話『15歳の夢/学び続けたい/ 看護師さんは未来の人 』と鈴木敏恵(一級建築士)未来教育プロジェクト

(2)『何のために学ぶのか‥真理・真実‥学びはプライスレス』

⑵ 前川喜平(元文部科学事務次官)さん 対話『何のために学ぶのかー真理・真実ー学びは プライスレス 』 鈴木敏恵(一級建築士)未来教育プロジェクト

(3)『これこそ個別最適な学び 生涯学習』

⑶ 前川喜平(元文部科学事務次官)さんと対話『これこそ 個別最適の学び 生涯学習 オンライン学習 大人のフリースクール 夜間中学 』鈴木敏恵(一級建築士)未来教育プロジェクト

(4)『ゆとり教育の真実・学力とは・学習指導要領』

⑷ 前川喜平(元文部科学事務次官)さんと対話『 ゆとり教育 ・学力は下がっていない・ PISA 国際学力調査 読解力 学習指導要領』鈴木敏恵(一級建築士)/学習到達度調査資料は以下

(5)『偏差値 自尊感情・大切なもの』

(5) 前川喜平(元文部科学事務次官)さんと対話【 偏差値 自尊感情・主体性】東京大学・医師・検査技師・キャリアパスポート ポートフォリオ/鈴木敏恵(一級建築士)【未来教育プロジェクト】

(6)『特別支援学校 大学 学校看護師』

⑹ 前川喜平(元文部科学事務次官)さんと対話【 特別支援学校 特別支援教室 大学 能力 憲法】学校看護師を学校に/インクルーシブ(共生)教育/鈴木敏恵(一級建築士)未来教育プロジェクト

(7)『国語 フィンランドの教科書 近現代文学』

⑺ 前川喜平(元文部科学事務次官)さんと対話【 国語  教科書 文学 】フィンランド(収録2021年2月11日)鈴木敏恵(一級建築士)未来教育プロジェクト

(8)『哲学・いま「教科」の垣根を超えて‥』

⑻ 前川喜平(元文部科学事務次官)さんと対話【哲学・いま「教科」の垣根を超えて】学問 大学 パラレル ゆとり教育 探究 総合/ 鈴木敏恵(一級建築士)未来教育プロジェクト

(9)『一人ひとりが考え続けることに価値がある』

⑼ 前川喜平(元文部科学事務次官)さんと対話【 憲法・道徳 】 一人ひとりが考え続けることに価値がある/鈴木敏恵(一級建築士)未来教育プロジェクト

辻村哲夫さん(元文部科学省初等中等教育局長)との対話

□ 『ゆとり教育の誤解(1)-学力低下?していない』

【未来教育】『ゆとり教育の誤解⑴学力低下?していない』辻村哲夫(元文部科学省初等中等教育局長)/OECD生徒の学習到達度調査(PISA)/鈴木 敏恵(一級建築士)

□ 『ゆとり教育の誤解(2)-ゆとりの本当の意味とは‥』

【未来教育】『ゆとり教育の誤解 ⑵ ゆとりの本当の意味とは』辻村哲夫(元文部科学省初等中等教育局長)/OECD生徒の学習到達度調査(PISA)/鈴木 敏恵(一級建築士)

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