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【未来教育MM667】前川喜平さんとの対話(2)『何のために学ぶのかー真理・真実』

未来教育メールマガジン

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【鈴木敏恵の未来教育インフォメーション】
第667号/2021年2月26日発行[転送可]
発行者:シンクタンク未来教育ビジョン
鈴木敏恵( http://www.suzuki-toshie.net
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フィードバック研修

人間の心身に寄り添い、その命を守ったり維持する仕事は、どんな状況下であろうと、リモートだけでなく、直接、人間同士が向かい合う研修が必要です。

昨年4月に行った看護師の新人スタート研修から一年たち、新人フィードバック研修を行いました。

行く前に、コロナ禍なのでいろいろなことが頭に浮かびました。でもハッと気付きました。
新人たちは、この一年どんな気持ちと覚悟で仕事をしてきたのだろうか?その新人を育てる使命の先輩たちはどのような心持ちだったのだろうか、不安や迷いがないはずがありません。

だからこそいい研修にしようとつよく胸に思いました。

この経験を価値あるものへ

フィードバック研修の様子

フィードバック研修の様子

私が考えたコロナ禍の研修デザインのポイントは二つです。
一つは、コロナと向き合ったこの稀有な一年の経験を価値あるものに転じる機会とすることです。
もう一つは、とにかく笑顔で楽しい研修にすることです。

変わらぬ笑顔こそ力

私が勝手に感傷的な思い込みをしていたことに看護師さんたちを見てすぐに気付きました。

いつに変わらぬ凛々しい笑顔のみんなでした。
それがまた胸に沁みました‥

YouTube/前川喜平さんと鈴木敏恵の対話 (2)

「学問によってのみ真理・真実に到達できる」
(著書『面従腹背』P.126より)

前川喜平さんと教育についての対話を重ねています。

2回目のテーマはご著書の中の一文「学問によってのみ真理・真実に到達できる」について、お話ししていただこうと思いました。

この一文になぜ私はすごく心魅かれるのか、考えてみました。
この一文に私の中でずっと命題だった「なぜ人は学ぶのか?」のこたえがあると感じたからだと思います。

スキルより大事なこと

調べ学習、情報収集力などスキルは大事ではありますが、究極するところ、ネット検索やIoTのセンシングが高機能かつ日常化しつつある今、この“スキル”を教育で比重高く行うことはもう、レガシーと感じます。

スキルではなく、真実や真理こそ大事なんだということ、だから自ら手を伸ばし本当のことを求め続けるんだという意志や覚悟こそ教育の中で大切にする必要があると思います。

同時に、スキルは「手段」です。大事なのは手段ではなく、何のためにという「目的」なんだということも学習者が理解する必要があるでしょう。

何のためにその情報が必要なのか、何を求めて調べているのか、こここそが大事です、そうでないとどこまでもその活動がただ拡散したりズレてしまいますし、何より「何のためにこの学びをしたのだろう」ということになりかねません。

ここに「目的(何のために)」と「目標(何をやり遂げたいのか)」を胸に展開する『未来教育プロジェクト学習』が応えるのです。

「何で学ぶ必要があるの?」へ何と返す?

人間が人間として生きていく中で、知識や情報を手に入れること、知りたいという気持ちは普遍です。

湧き上がるような“知りたい”というワクワクの知的好奇心や“真実は何なのか”と心の底から希求することは、人間ならではの本能とも知性とも思います。

もし子どもたち若者たちが「なんで学ぶ必要があるの?」と聞いてきたとき、いい成績をとって、いい学校に入って、いい会社に入るためだよ‥‥でない回答がこの「学問によってのみ真理・真実に到達できる」という一文にあると感じています。

YouTube『前川喜平さんと鈴木敏恵の対話』

前川喜平さんと鈴木敏恵との対話⑵『何のために学ぶのかー真理・真実ー学びはプライスレス』【未来教育】

どうぞぜひご覧ください。
『何のために学ぶのか』への一つのこたえが見えるかも知れません。お知り合いなどに転送していただければ幸いです!

<YouTubeの内容>

00:00
□ 学問によってのみ真理・真実に到達できる
□ 宇宙の中では一瞬しか生きてないから
□ 嘘で固めたみたいな人生だと死ぬときに後悔すると思うんだ

03:50
□ 学ぶということをしていないと騙される?
□ 福沢諭吉「学問のススメ」
□ 学問って、難しいことや堅いものじゃない

05:40
□ 「自分で考える」がないと「学ぶ」にはならない
□ 「知りたい」は無限
□ 学問=「学ぶ」と「問う」

08:50
□ 自分と宇宙がどう繋がっているかを知りたい
□ たどり着くことが出来ない

12:00
□ ニュートンの時代には相対性理論はわからなかった
□ 建築設計図には通り芯というものがある

14:00
□ 事実を積み上げることでしか確かなものはできない
□ 生まれてきてこの世界に何を置いていけるか

15:45
□「何で学ぶの?」
□ 学びはお金に換算できるもの?
□ あなたの人生いくら?みたいな‥

18:10
□ プライスレスとはお金で計れない価値
□ 経済学者 宇沢弘文さん
□ 農業と医療と教育

20:50
□ 学ぶことによって身を守ることもできる
□ 学ぶことで騙されない人間になることもできる
□ 学ぶということは自分で考える人間になるということ

22:47
□「自灯明」「法灯明」
□ 素直はいいけど従順はまずい
□ 正しい情報を自分で得てそれで考えて動ける

32:05
□ 学問と自由
□ 学問という言葉の上に自由という言葉がある
□ 自由のないところには学問はない

前川喜平/文部大臣秘書官などを経て官房長、初等中等教育局長、文部科学審議官、文部科学事務次官に就任。2017年退官。著作「これからの日本、これからの教育(前川喜平・寺脇研)」

前川喜平さんと鈴木敏恵との対話

〇「プロローグ編」

【未来教育】前川喜平さん(元文部科学事務次官)と鈴木敏恵(一級建築士・未来教育クリエイタ)の対話。プロローグ編

(1)『高校生の進路/教育再生実行会議/看護師は未来の人』

前川喜平さんと 鈴木敏恵の対話⑴『高校生の進路・教育再生実行会議・ 看護師さんは未来の人 』【未来教育】

(2)『何のために学ぶのか‥真理・真実‥学びはプライスレス』

前川喜平さんと鈴木敏恵との対話⑵『何のために学ぶのかー真理・真実ー学びはプライスレス』【未来教育】

(3)『これこそ個別最適な学び 生涯学習』

前川喜平さんと鈴木敏恵との対話⑶『これこそ 個別最適の学び 生涯学習 知を求める いろいろな人 オンライン学習』【未来教育】

(4)『ゆとり教育の真実・学力とは・学習指導要領』

前川喜平さんと鈴木敏恵の対話⑷『ゆとり教育の真実・学力とは・新しい学習指導要領』          【資料:学習到達度調査(PISA)】は、以下参照

(5)『偏差値 自尊感情・大切なもの』

前川喜平さんと鈴木敏恵の対話(5)『 偏差値・自尊感情・大切なもの 』東京大学・医師・検査技師・キャリアパスポート(ポートフォリオ)・「自主性」と「主体性」の違い・文理を超え 学際的学び

(6)『特別支援学校 大学 学校看護師』

前川喜平さんと鈴木敏恵との対話⑹『特別支援学校 大学とは 能力はある、ない、ではない』学校看護師をすべての学校に/インクルーシブ(共生)教育

(7)『国語 フィンランドの教科書 近現代文学』

前川喜平(元文部次官)さんと鈴木敏恵(一級建築士)の対話⑺『 国語 フィンランド 教科書 近現代 文学』(収録2021年2月11日)【未来教育】

※さらに続きます!お楽しみに!

辻村哲夫さん(元文部科学省初等中等教育局長)との対話

□ 『ゆとり教育の誤解(1)-学力低下?していない』

【未来教育】『ゆとり教育の誤解⑴学力低下?していない』辻村哲夫(元文部科学省初等中等教育局長)/OECD生徒の学習到達度調査(PISA)/鈴木 敏恵(未来教育クリエイタ・一級建築士)

□ 『ゆとり教育の誤解(2)-ゆとりの本当の意味とは‥』

【未来教育】『ゆとり教育の誤解 ⑵ ゆとりの本当の意味とは』辻村哲夫(元文部科学省初等中等教育局長)/OECD生徒の学習到達度調査(PISA)/鈴木 敏恵(未来教育クリエイタ・一級建築士)

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