【未来教育MM648号】オンラインで「課題解決型/プロジェクト学習」を成功させる

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【鈴木敏恵の未来教育インフォメーション】
第648号/2020年7月30日発行[転送可]
発行者:シンクタンク未来教育ビジョン
鈴木敏恵( https://www.suzuki-toshie.net
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目次

学校こそ‥未来を見ることの大事さ

日経新聞2020年7月24日の第1面「遠隔学習 端末配備に遅れ」
日経新聞2020年7月24日の第1面「遠隔学習 端末配備に遅れ」

学校関係者がいち早く未来を見ていた熊本、広島などは何とかなります。そうでない学校はコロナで世界中がリモート化への移行の影響で端末の不足状態が続いています。

今、端末のない学校は、ますます遅れそうです。
学校こそ、未来を見ることの大切さを痛感します。

*文部科学省/一人一台[GIGAスクール構想]
https://bit.ly/3g3a1rZ

価値ある構想や提言であったとしても、目の前の現実は一気に変わることはできません。
環境が揃わなくてもスマホでも、なんでも、今ある情報端末でできるところからと思わずにいられません。

オンライン講義で「プロジェクト学習」

遠隔教育が広がるのは時間の問題です。
その時、先生はどのような役割、存在になっているのでしょうか? 

教科書の内容を教えるのであればデジタル教材で学習者が納得するまで繰り返し好きな進度で可能です。AIは一人ひとりの理解状況や特質に最適な教育を提供できます。これまでのような、知識を与えるだけの教育はすでに終焉へ向かっています。

「知識を与える教育の終焉」のイメージパネル

「正解のない学び」にこそ必要な先生の存在

先生の存在が大切になるのは、探究や教科書のないプロジェクト学習など現実の課題へ立ち向かう知識創造型の学びにおいてです。

現実も社会も常に変化しそこに生じる物事は、一般的知識では課題解決することは出来ません。だから子どもたちは目の前の状況、人、社会などから情報を、プロジェクトチームで得ながらゴールへ向かいます。

ここにその学習者をよく知り伸ばしてあげたいと願っている先生がファシリテータ(促進者)や対話コーチングできる存在として必要なのです。

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★ オンライン講演会[未来教育2.0]
http://suzuki-toshie.net/news/2731/
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オンラインで「課題解決型/プロジェクト学習」を成功させる

オンライン講演会[未来教育2.0]では、これからオンライン学習を導入する学校に役立ちます。またオンライン学習で「正解のない学び・プロジェクト学習など」をどう進めたらいいのかがつかめます。

どうファシリテートすればいいのか?
コーチング、具体的にどんなシーンでどんな言葉をかければいいのか?
ポートフォリオから思考プロセスをどう逆算して学習者へ対話すればいいのか‥

今だからこそ‥人間を大切にする未来教育

オンライン講演会[未来教育2.0]では、4月から私自身がオンライン授業(主にZoom)で「正解のない学び」プロジェクト学習を展開してきた実践事例を先生や学生たちと楽しく役立つようにお伝えします。

全体を貫くテーマは「今だからこそ‥人間を大切にする未来教育」です。

“人間”を大切にする未来教育とは?
“人間”とはまず自分自身です。
子どもたち、若者たちが自分の身体や生命を自分で守るために行動するプロジェクト学習をオンライン授業で展開した実践を紹介します。

現実を取り入れるカリキュラムマネージメント

8/23(日)のオンライン講演会[未来教育2.0]は現実をとり入れるプロジェクト学習。
ここで学習者が大切にする“人間”とは、来日していた外国の方々「インバウンド」です。

SDGs(https://bit.ly/39umDGc)の目標に「すべての人々に健康と福祉を」があります。
このオンライン講義の「題材」は、今まさに世界中で立ち向かっている新型コロナウイルス感染軽症の人たち、“人間”です。

*キーワード:多様性 人間としての尊厳、異文化理解 倫理 宗教 食事 閉鎖空間 パーソナルスペース BMI 生活のギャップ  富豪 依存的 ヘルスプロモーション WHO(世界保健機関) 

持続可能な開発目標(SDGs)とは…のイメージ画像
持続可能な開発目標(SDGs)とは

SDGs/誰一人取り残さない

敬虔なイスラム教徒のオマルさん、タイの僧侶、ネパール人のジョンさん、サウジアラビアからの国際ビジネスマンのノアなど(すべて学生が想像して生み出した架空の人物)がCOVID-19感染軽症で宿泊療養となった時に、その人を受け入れ、その人の不安をとり、その人の心をまず考える、看護師としての前に人間として、どうしたらいいかをリアリティーを持って提案する大学におけるプロジェクト学習です。

★ 学生たちがオンラインでプロジェクト学習を行った知の成果をプレゼンテーションで登場してくれます!

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はじめから終わりまで、完全にオンライン授業で展開した、その「現実を取り入れるカリキュラムマネージメント」を伝えます。

看護師は、人間としてどうCIVID-19の患者さんに向かったか 

8/23(日)のオンライン講演会[未来教育2.0]では、未来教育MMで多くの反響をいただいた「特別号★親しい看護師長からのメール」のご本人のお話も伺います。
http://suzuki-toshie.net/blog/archives/323

8/29(土)のオンライン講演[未来教育2.0]では、先進的事例として熊本の公立小学校「オンライン学習導入事例/ゼロからどう成功させたのか?」、大学など実践された先生がお伝えします。

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★ オンライン講演会[未来教育2.0]
http://suzuki-toshie.net/news/2731/
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教育こそ未来だから‥

私は昔から医療と教育を疎かにするところに未来はないと信じ、学校などのインテリジェント化の設計や著作、講演などで世の中へ未来教育を提案してきました。

この人生に感謝していますが、一方現実は‥この20年間この国は何を大切にしてきて、何を大切にしてこなかったのか、今日の現状の一端は私自身にもあると思います。

今回、痛みとともにやっと社会のみんなの目が医療と教育に注がれました、今こそ真剣に方向を変える時、ラストチャンスと感じます。

日経新聞2020年7月24日の第1面「遠隔学習 端末配備に遅れ」

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