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☆『鈴木敏恵の未来教育インフォメーション』☆特別増刊30号☆
7月12日・水曜日発行
発行者:鈴木敏恵 編集者:梶原末廣 suzukimm@ma3.justnet.ne.jp
2[ホームページ] http://www.suzukitoshie.net/miraiinfo.html
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エッセイ『知的好奇心』という本
鈴木 敏恵
◆知識のかけらをトットと入れられる感じ
この世は、未知なるものが満ちる、すばらしくワクワクする所です。あれなあに?どうして?なんで?聞きたがり屋の幼い私に、お兄ちゃんは言いました。「学校に行けば、何でも教えてくれるよ、学校っていいぞ。」
しかし、それは違いました。実際、小学校一年生の初日、集団が恐ろしく私は泣きながら家へ帰ってしまいました。「学校」も「授業」も兄が言っていたのとは違います。「それなあに?これは?あの雲は?」なんて言えないのです。
学校は、私の知りたいこの世のいろんなことに応えてくれる所ではなく、先生が教える必要のあることを、教室の前に立ち、話す所だったのです。「授業」って、本人の心や身体の方向が、まったく待ちかまえてないのに、さあ口を開けてと言われ、そこに、知識の断片的かけらをトットと入れられる感じ。
たとえ空腹でも強制的に「これは栄養があるから食べなさい」「食べなくっちゃいけないんだ」そう言われたら、そのとたんに食べるのがイヤになっちゃう、それが人間というものでしょう。
◆ムチとニンジンがなくとも
でも放っておけば、私達人間は、本来怠け者だから、勉強しないでしょうか?知識を得ようとしないのでしょうか?そんなことはない、ムチとニンジンがなくとも、人は生まれつき、旺盛な知的好奇心を持っているんだ、と順々に、興味深い実験や事例をあげながら実証しているのが『知的好奇心』という本です。
「安楽は楽ならず」「サルも情報を欲しがっている」「情報は好奇心の栄養」と、心をそそられる項の名は、期待を裏切りません。25年前に書かれた本ですが、今日の情報教育、総合的な学習の時間等の教育の変化の精神的礎とも思えます。マルチメディアを活かす、私の未来教育の環境づくりとも、フィットすることが沢山あり、嬉しく頷きながら読み
ました。
◆それが面白いものなら、自ら手を伸ばす
教育って、理屈でも理論でもないと思います。それが新鮮で面白いものなら、誰だって自ら手を伸ばし、知りたいのです。
インターネットで知識や感動を共有。ネットワークで時空を越えて千キロ離れた教室とコラボレーション。心に響くクリアなAVメディアで、歴史や自然の偉大さ、不可視の世界の不思議を映し出す、プレゼンテーション授業は、「もっと知りたい心」を誘います。マルチメディアは、子ども達の知的好奇心に翼を与えます、だから未来教育に不可欠なのです。
◆この世と自分との関係、それが「知りたい」
・・・広大な野原の真ん中にポツンと立つ、幼い日の私。目に映る物の名、意味、その存在と自分との関係、それを「知りたい」と切望しました。そうすれば何故ここに私がいるのか分かる気がして…この誰の魂にも内在している、外界情報を求めるフック…それが『知的好奇心』。いま、そう気づきました…。
書籍名:『知的好奇心』
著者名:波多野誼余夫/稲垣佳世子
発行所:中央公論社(中公新書)
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1998.9 私の選んだ一冊/リメイクバージョン
文部時報 寄稿(発行:文部省)許可済み
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◎感想をくださった方、毎月3名、本プレゼント
━━━━━━━━━━━━━━ ★すずきとしえ★ ━━━━━━━━━━━━━
■未来教育情報– http://www02.so-net.ne.jp/~s-toshie/
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千葉大学教育学部講師/関東学院大学工学部講師
未来教育デザイナ-/一級建築士
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−−!夏休みの研修のひとつに「霧島セミナー」いかがでしょう!−−
【お知らせ】
鈴木敏恵の「ここから見える未来教育 in 霧島!」 8/16・17
〜総合的な学習&進路指導&ポートフォリオ〜(詳細は下記に)
*<現在、参加申し込み者40名です>
*申し込み締め切り7/30まで。(お早めにどうぞ!)
★☆「霧島セミナースタッフ募集!」★☆
◎第1回スタッフミーティング◎
日 時:7月16日(日)13:00〜15:00
場 所:志學館中等部・高等部「礼法室」(予定)
(鹿児島市南郡元町32−1)
電話:099-252-1038
kanoyu@po.synapse.ne.jp
(霧島セミナースタッフOKとお書きください)
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—編集後記—
『未来教育MM』特別増刊30号お届けします。
久々の未来教育MMの発行です。「横浜セミナー」(7/8〜9)
参加で本日の発行となりました。いつの間にかほぼ日刊の定期号が
いつの間にか特別増刊号に越されていましたね。定期号は22号か
ら近日発行します。2編の新連載企画となります。お楽しみに!
「横浜セミナー」の報告は後日致します。「未来教育プロジェクト」
の新たな発信です。こころさらにしなやかにしたたかにそしてあつく。
下記に今年の夏の「ここから見える未来教育in霧島」の案内をし
ています。皆様、どうぞ日程調整の上、個人の意志でご参加くださ
い。只今、申し込み受付中です!
ご意見ご感想お寄せください。
(梶原 末廣)
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『鈴木敏恵の未来教育インフォメーション』☆5月5日創刊☆
発行者:鈴木敏恵 編集者:梶原末廣 suzukimm@ma3.justnet.ne.jp
【発行部数830名】(7/11)
◎バックナンバーURL
http://bn.lib2.com/backnumber/frame.cgi?id=0000031436
発行システム:インターネットの本屋さん『まぐまぐ』
http://www.mag2.com/
■【未来教育MM】●マガジンID:0000031436
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【ご案内】
★☆ 鈴木敏恵の「ここから見える未来教育 in 霧島!」 ☆★
〜総合的な学習&進路指導&ポートフォリオ〜
8月16日(水)〜17日(木)
☆★参加者募集中★☆
◎参加申し込みは下記のHPの登録フォームからどうぞ!
http://www.suzukitoshie.net/sanka20.html
場所:鹿児島県立自然ふれあいセンター
講師:鈴木敏恵
費用:1600円(一泊二日)<食費とシーツ代のみ・宿泊費不要>
<資料代は別途若干必要>
★この夏、皆さんの自慢の一品をもって霧島へ集合しよう!!
きれいないいとこですよ!
♪♪〜花は霧島〜燃えてあがるは〜桜島〜♪♪
(未来教育キャラバン隊)
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