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☆『鈴木敏恵の未来教育インフォメーション』☆12号☆ほぼ日刊☆
5月24日・水曜日発行
[ホームページ] http://www.suzukitoshie.net/miraiinfo.html
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発行者:鈴木敏恵 編集者:梶原末廣 suzukimm@ma3.justnet.ne.jp
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ポートフォリオ連載 no 10
総合的な学習「ポートフォリオ・モデル設計」
鈴木 敏恵
プロジェクト学習–への視点
プロジェクト学習とは、プロジェクト ベースド ラーニング。
つまりプロジェクトベースで学習すること。
「総合的な学習」は、教科書なき学習だ。それが教科書が存在しない学びである限り、先生にとっても、生徒にとっても、自分たちで「構想していく学び」ということになる。まさしくプロジェクトベースでしていく学びだ。
「総合的な学習」でどのようなことをテーマにしようと、自分たちで「構想していく学び」であることに変わりはない。ゆえに私はしばしば「総合的な学習/プロジェクト学習」という表現を使う。
そのテーマが「環境」であれ、「国際化」であれ「福祉」であれ、そのプロジェクトベースで学習を行う限り、それを真に自分のものとして体験した者は、プロジェクトの進め方やノウハウを身につけることができる。むしろそこに意味がある。
つまり「環境」や「福祉」ということを学ぶという意味以上に、「目的がありそれを適える」という手法(=プロジェクト)を身につけることができる訳だ。プロジェクトとは、「目的を達成する手法」だ。これを子ども達は身につけることにこそ意味があるのだ。
なぜなら「総合的な学習」はまさしく「問題解決力」「コミュニケーション力/表現力/情報スキル…」「決断力」「自分の頭で考える力」「あきらめない心」「いい仕事」をすることを望む人、そのために自分の力を尽くすことをする人….などを育みたいというのが目的ゆえに。(ここでいう「仕事」は、お金を稼ぐ手段、ビジネスばかりを指さない。私が使う「仕事」という言葉は、生き方、意味ある人生の時間を費やす「対象/夢」などを指す。そう解釈してくださっている方が大半と思うが。)
—-【 なぜプロジェクト学習か?key 】—-
■プロジェクトは、未知だから面白い
■プロジェクトは、社会との関わりを必要とする
■プロジェクトは、人を困難な目にあわせる
■プロジェクトは、人に任務を与える
■プロジェクトは、人を真剣にさせる
■プロジェクトは、冷静であることを要求する
■プロジェクトは、人を成長させる
■プロジェクトは、時間の制限がある
■プロジェクトは、人に充実感を与える
■プロジェクトは、夢の成就の仕方を教える
(次号に続く)
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新連載2 【未来教育エッセイ】「建築」と「教育」と「未来デザイン」と…
鈴木 敏恵
★鈴木が、これまでに50回以上「訊かれたこと」とこたえ
1質問(講演の後)「どうやって大きくなってきたの?」
鈴木の気持ち「・・・(絶句)」
2質問(講演の後)「話しが上手いですね-。」
鈴木の気持ち「上手いんじゃない。ここに来るまでの途中もずっと、すご–く、すご—く考えて。集中して極めて、方法考えて、工夫して、言葉選択して、その波及効果考えられるだけ考えて(いるつもり、これでも、ときどきだけど…)、覚悟してそれで
….命掛けで…そしてやっとコレです。」
3感想(講演の後)「ご自分に自信をもっているのね。」
鈴木の気持ち(なんて答えよう?)「はい。自分を信じてないと現場、始まりませんから。自分がイケルなと思った事は、自信あります。でも私は器用ではない。だから命賭けでして、それでも心配だから、朝も、昼も、夜も、夢の中でもずっとずっと考えて、朝、即手を打って、したたかに策を練って、デザインを考えて、出来ること全部してそれでいまです。
そして、なにより私なりに、おっそろしいおもいもたくさんしてますから。それに、なによりスゴクたくさん、ぞっとする失敗をしてますから。それで今日です。」これが、ホントのこと、すべての答えです。
自分の仕事を続けている人は多分、みんなこんなふうだとおもう。
(次号に続く)
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鈴木敏恵 近刊 『ポートフォリオで評価革命』
〜その作り方・実践事例・授業案〜 参照
(学事出版担当坂本氏 ”ken sakamoto” <ad6k-skmt@asahi-net.or.jp>)
2000.5月末発売
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プロフィール: すずきとしえ/未来教育を提唱する第一人者/NHKTV
「視点・論点」テレビ、ラジオ、新聞などで教育ルネッサンスを熱く
語る。ナレッジマネージメント・IT・感性を教育界に吹き込む未来派
シンクタンク/文部省、郵政省公職歴任/著書『マルチメディアで学校
革命』小学館6刷/『鈴木敏恵の未来への提言〜21世紀バイブル〜』
『ネットデイ学校革命!』学事出版/『未来教育/総合的な学習〜ポー
トフォリオ』『未来教育/総合的な学習〜プロジェクト学習』VHS明
治図書発行(申し込みは http://www02.so-net.ne.jp/~s-toshie/のみ)
◆インターネット
◇鈴木敏恵のヴァーチャルオフィス http://www.suzukitoshie.net/
◇鈴木敏恵とポートフォリオを作ろうML
http://www5a.biglobe.ne.jp/~kanai/
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—編集後記—
『未来教育MM』の第12号をお届けします。
「ポートフォリオ連載?bQ」(プロジェクト学習–への視点)と
「未来教育エッセイ」「建築」と「教育」と「未来デザイン」と..
をお届けします。前者の本文に「仕事」の解釈が記されています。
ふと哲学者の内山節(たかし)さんの作品を思いました。彼の著書
に『自然と労働』(農文協)のなかに「カブト虫」という作品があ
ります。あるデパートの屋上でカブト虫を売る男の話です。(後日)
さて、プロジェクト学習が教育現場に根付くと学校がおもしろくな
る。本来の学びを子ども達がようやく自分のものにできるなと思う。
少し飛躍しますが、日本の学校システムは子どもを長時間にわたっ
て拘束しすぎています。学校外が危険であれば、せめて遊ばせる場
所・時間を確保することが必要なのではないでしょうか。もうこれ
以上の愚民化政策は必要ない。いかがでしょう。
(梶原末廣)
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『鈴木敏恵の未来教育インフォメーション』☆5月5日創刊☆
発行者:鈴木敏恵 編集者:梶原末廣 suzukimm@ma3.justnet.ne.jp
【発行部数660名】(5/23)
発行システム:インターネットの本屋さん『まぐまぐ』
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☆ 「質問コーナー」&【掲示板設置】
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鈴木敏恵
未来教育デザイナー/一級建築士
◇鈴木敏恵のポートフォリオ http://www02.so-net.ne.jp/~s-toshie/
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