CASE-15

国際ティビィシィ小山看護専門学校

要支援な方が安心安全にホテルで楽しく過ごせる寄り添い方を提案します!(3地点オンライン支援)

  • 国際ティビィシィ小山看護専門学校の3地点オンライン支援イメージ
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【実践事例の経緯】
国際ティビィシィ小山看護専門学校(以下本校)は、今年8期生を迎えた歴史の浅い学校です。自ら課題を見つけて学び、考え、主体的に判断し問題を解決していく教育、プロジェクト学習を取りいれて5年が経過しました。今年やっと学生の未来を描ける実感が持てるようになりました。

4月に入学してすぐに入学オリエンテーション(鬼怒川観光ホテル1泊2日)を3年ぶりに実施することができました。
―もし私が“随行看護師”ならこうする―「大切な人が安心(安全)して鬼怒川観光ホテルで楽しんで過ごせる」寄り添い方を提案する。プロジェクト学習を本校・鬼怒川観光ホテル・横浜(鈴木先生)の3元中継で実施しました。

実践事例の様子

YouTube関連動画

実践者の声

教育DXを導入したことによる学生の変化と教育効果

プロジェクト学習が初めての学生は、ピンとこない表情でした。でも看護師となる自分が困っている人を助けたい。どうすればいいかと悩みました。「その人になりきってみよう」と教員が背中を押しました。すると学生はまだ学んでいない知識の収集に教科書を開き、グループで話し合い、鈴木先生のアドバイスを積極的に受けるなど行動変容が起こりました。

現状把握や具体的な問題解決のためグループメンバーが協力して動き出しました。そして意見交換を重ね、鈴木先生の指導を受ける時はよりリアルに伝えるためにその人になり切り動いたり、写真を撮ったりと工夫していました。初めてのグループワークが時間を忘れて学び合えました。対面では遠慮しがちな学生もいましたがメンバー全員で協力できました。看護師になるという同じ目標に向かうという共同意識が育てられたと感じています。

デジタル化して、何が変わったのか。一番大きな変化は、Google Classroomの使用により顔が見えない(氏名の明記はあり)状況で、グループが知を上げることで、それをヒントとして自分の考えが発展していき意見を自由に書き込めたことです。

その書き込んだ意見に対して発展的な感想が寄せられたり、その意見を見た学生はその言葉が力になりました。自分の発した意見を認めてくれる仲間、同じ目標の向かう仲間への安心感。そして助け合う力、お互いを認め合う力が付いてきました。苦しくても一緒に立ち向かう仲間の力を感じ、自分もその1人として自己効力感が高まる。自学が身につく、諦めずに調べる。どこにいても産できるアウトカム。現実と対座し、現実は動いている。楽しませている。現実にリアルに立ち向かえる。同じ仲間のチョットした意見を参考に自分の意見を発展させられる学生を見ているとりんごに手を伸ばせる学生が多くなったことを実感しています。

毎日笑顔で学校生活を楽しんでいる学生、「学校は、楽しく面白い」という学生を見るたびに未来教育のすばらしさを実感できていることに幸せを感じています。この学生が向かうであろう3年後の未来、学生の変化を楽しみに日々過ごしています。

国際ティビィシィ小山看護専門学校副校長
 渡邉 和子さん

関連資料

国際ティビィシィ小山看護専門学校
https://www.kango-oyama.jp/

学習者の成長確認(自己評価)
https://suzuki-toshie.net/dl/case-03.pdf