CASE-01
墨田区立両国中学校
リスクマネージメント..通学中に地震!その瞬間どうする?Googleストリートビュー+現実
【実践事例の経緯】
中学校における新学習指導要領の全面実施から2年目を迎え、さらに生徒に「思考力・判断力・表現力」と「学びに向かう力・人間性」を身に付けさせる必要を感じている。
そのため、「総合的な学習の時間」及び各教科の学習の中で、教科横断的な活動である「意志ある学び(プロジェクト学習)」の手法を用い探求型学習を行うことで、そのことが実現できると考え研究を進めることとした。
この意志ある学びの活動を通して、学習指導要領のめざす「思考力、判断力、表現力の育成」を図っていく。その際、思考力、表現力を育成するため、1人1台タブレット端末を有効に活用していくことも研究の一つとした。
YouTube関連動画
① 両国中学校 渋谷校長先生との対話『プロジェクト学習の実践と評価』
② 両国中学校【防災・健康・未来】プロジェクト学習説明
https://youtu.be/XUDTDgEvELk
③ 両国中学校 主幹教諭によるプロジェクト学習実践プレゼン
https://youtu.be/_TThH0ZwghE
実践者の声
1人1台タブレットを活用したプロジェクト学習の実践
本校では、2021年度から、1人1台タブレットを積極的に活用したプロジェクト学習やポートフォリオに取り組んでいます。
プロジェクト学習やポートフォリオの有効性については、生徒の課題発見力や情報収集選択力を養うことができること、生徒自身の成長を確認できることなどがあげられます。そのため、本校ではプロジェクト学習に意欲的に取り組む生徒が多く、学習に対して前向きな姿勢につながったり、他者と協働して課題解決しようという姿勢につながったりと手応えを感じています。
また、1人1台タブレットを活用することで、Googleストリートビューなどと現実と照らし合わせることによりその場に行かなくともチームでの協議が深まったり、Googleマップの活用が相手に正確に正しい情報を伝えるツールとなりました。また、タブレットのアプリの活用による調査・集計、成果物をタブレットで分担して作成したりと、多くの効果的な活用場面がありました。
さらに、オンラインでの鈴木先生からのアドバイスも的確なものとなり、チームに対してリアルタイムで説明いただけたことは大きな成果でした。
今後、このようなデジタル環境やオンラインアドバイスを駆使したプロジェクト学習の実践を深め広げていくことにより、一人一人が誰でも主役になれる教育ができるのではないかと感じています。まさに、個別最適学習と協働学習が同時に実現する教育だと思います。
墨田区立両国中学校長 渋谷 俊昌さん